今回の記事は、またまた読ませていただき感銘を受けた「今井学さん」のブログ記事からです。
「独自の価値」を見出すこと、簡単に言いますが結構難しい、と私は考えています。
こんにちは! 「旅」と「あそび」の案内所~プラットホームせいよ 代表の千田でございます。
今回紹介させていただくブログ記事はこちら。
独自の価値を見つけないといけないのは個人も会社もまちも同じ~まちで独自性は出せるのか?
というタイトルで書かれたもので、「城崎温泉」と「豊岡市」の例を挙げて考察されています。
今回も「なるほどなぁ。。。」と考えさせられる視点での鋭い考察にノックアウトされ気味ですが、その中でも私が一番考えさせられたのが、一番最後の一文
元々からある資源に頼っていてはダメ
というものでした。そこで私が振り返ってみたことは。。。
「会社」としても「個人」としても
「独自性」のあるものは、創り出せていない
ということでした。
誤解のないように先に書いておきますが、すでにあるもので「良いもの」「利用価値のあるもの」に関しては、使わせていただければいいと思います。
ただそれのいわゆる「パクリ」や単純な「焼き直し」では、今頃の目の肥えた観光客のみなさんには、簡単にその「価値」を見破られてしまうでしょう。
ここで恥を忍んで、上手くいっていない例を私の手がけている商品から。
「着物美人へのパスポート」
これは地元の市民グループさんが、同じ名称で3年ほど前から実施されているものを、少し内容変更したものです。ですがこの商品
“ 何が「魅力」なのかがよくわからない ”
というご意見を、残念ながらよく頂戴します。
利用する側の立場で見てみれば、「和装の体験メニュー」は愛媛県内でも珍しいものではないし、それをわざわざ西予市まで行って体験してみよう!を思いつくほどのものでもありません。
そこで付加価値をつけようとして、私が犯した失敗があります。
この体験メニューが実施されている「卯之町の町並み」では、そこそこ好評をいただだいている「明治の授業体験」というメニューがあり、それはこれまでの着付け体験ではオプションとなっていました。
そこで私は、それを「着付け体験」の中に組み込んで、この町での「体験メニュー」を一元的に買っていただこうと目論んだわけです。
つまり私は
これで独自の価値をつけることが出来たはず
と考えてしまったんですね。
しかしながら、これをよくよく考えると
「これまであったもの」を組み合わせたに過ぎない
ということに気づくはずです。そりゃあ「魅力」を新たに感じられるはずがありませんよね。
この商品、春までの間に、
「それは行って体験してみたい!」
と思っていただけるような内容に、リニューアルをしていく予定です。
情けないことなんですが、まだまだ自分のことに精一杯で、今井さんの記事に書かれているような「まち」の視点に立った「価値の創造」をやっていくのには、全く修行が足りません。
まずは自分の足元固め、しっかりやっていこうと思います。
【四国カルスト、夏空。】 撮影場所:愛媛県久万高原町「姫鶴平」